非正規から正社員
非正規から
正社員になりたい
非正規から
正社員になりたい。
非正規から正社員として
採用されるには、
前職が、
派遣やパートなどの非正規だと
絶望的に難しいっていうのは
承知されていると思います。
正規雇用と、
非正規雇用は
畑違いなのです。
何が違うの?
年収「額」が決まる「基準」
…が、です。
それに「人財」と「人手」。
求められる経験
…の違いもあります。
コレを知らないから
やみくもに正社員を
希望しても、
茨の道を歩むことになり
最終的に挫折します。
可能性は
ほとんどない
正社員の素養を、
非正規に問えない
正社員の素養を、
非正規に問えないのです。
非正規しか、
してこなかった場合、
正社員として雇用される
可能性はほとんどないです。
理由は…
正規雇用と、
非正規雇用は
畑違いなのです。
正社員としての素養を
非正規に問えない…。
たとえ、
同じ業界、
同じ会社、
同じ部署、
同じ作業、
机が隣であっても、
正規と非正規は…
「畑違い」
…と、判断されています。
正社員さんと、
非正規さんが、
同じ作業を
同じ部屋、隣の席で
行っていたとしても、
その「意味」が違うのです。
「意味」が違うのです。
…例え、同じ作業をしていても
意味が違う…。
「家族」と「他人」で
意味が違うのと一緒です。
同じ作業をしていても
「家族」と「他人」が
違うように、
「正規」と「非正規」も
違うんです。
「社員」と「外注」も、
「社員」と「派遣」も
違うんです。
「意味」が違うし、
「所属」が違うんです。
正社員さんは、
その作業を
「経験」の一部として、
そして、会社側は、
これからも
いろんな経験をさせて
利益が出せる「人材」として
じっくりと、
投資と育成をしていきます。
でも、非正規さんの場合は…
その先が、ないんです。
設定されていない。
そういうことを目的として
非正規や派遣で
雇用したわけではない。
当然、教育などの
投資をする対象ではないし、
難易度の高い仕事を
こなしてもらうつもりもない。
今後も、給料を
上げるつもりもない。
その作業を、
その場限りでしてもらうための、
「人手」として雇用したのです。
先を見越して延々と、
教育・投資・育成してきた
「人材・人財」と
その場限りの
「人手」では、
扱いが違うのは
当然ですよね。
当然、内に秘めたる
素養も全然、変わる。
積み重ねられた、
「教育」が違う。
正社員とは、人材・人財。
利益創造のため。
非正規とは、人手。
人件費削減のため。
人手として過ごした人を
人材として迎える
企業が存在しないだけ。
単純作業しかしない、
単純作業しかできない、
人手としての働き方しか
してこなかった
人件費削減の対象者に、
利益を創造する仕組み作りの
構築なんて期待しないだけ。
だって、いまさら
新しいコトさせたって、
成果が期待できないでしょ?
非正規は経験がない?
経験ってなに?
利益創造の仕組み作りのこと
そこに取り組んだ経験がない。
そこに真摯に向き合った
経験がない。
その過程で発生する
数多の失敗体験がない。
起きた失敗を克服した
問題解決体験がない。
失敗のリスクがない仕事なんて
仕事じゃなく単純作業です。
それは「人手」に課す作業。
複雑難解な仕事に取り組み
数々の失敗や問題に対し、
どうやって
機転で解決してきたか?
それが正社員として
問われる経験です。
非正規の中途採用で
問われるのは
今までの作業内容。
「早く・正確に・安全に」
正社員の中途採用で
問われるのは
問題解決能力。
「機転・改善・付加価値」
↑コレら、上から目線の
イヤミみたいな表現ですが…
この厳格な傾向は
コンプライアンス意識の高い
いわゆるホワイト企業ほど
強いです。
そう、法律によって、
もう、国策によって、
正社員と非正規の役割を
分けなさいってコトになってる。
格差を生み出す2つの法制度
↑コレ、国策なんですよね。
法制度なので守らないと
会社は事業継続しちゃダメ。
非正規であることを
受け入れて就職する
ということは、
その場限りの「人手」で
あることを、
許容するのことなのです。
だから、
多くの人が
感じているように
正社員から正社員はOKでも、
非正規から正社員はダメ…
だからこそ
正社員として、
希望する業界にいく前に、
別の業界で
正社員として雇用されておく
必要があるのです。
そうすることで、
圧倒的に
採用されやすくなります。
そんなまわりくどいこと
しなくちゃいけないほど
非正規から正社員
っていうのは絶望的で、
非正規って立場は
スゴいヤバい
危機的状況なんです。
マトモな会社の
中途採用って、
前職の正社員の時の
年収を基準に
待遇を決めようとするので…
非正規であれば
その基準さえ持ち合わせない。
すごくイヤな言い方すると、
受験資格がないってカンジ…。
飛び級を狙っているカンジ…。
なんで?
非正規の給与って
拘束時間 X 時給
…なんです。
ほとんど
拘束時間で決まります。
だけど、
正社員の給与って、
生み出す付加価値
…なんですよ。
付加価値っていう経営用語に
馴染みがないなら、
「粗利益」って読み替えても
いいですね。
拘束時間と付加価値…
「畑違い」な理由…
もう、これ以上はいわなくて
いいですよね。
畑違いで意味が違うなら、
書類選考が
通るワケないよね。
だからこそ、
戦略的に手順を踏む…
自分の価値を
拘束時間で
決められる立場から
生み出す付加価値で
決まる立場へ
なんでもいいから、
少なくとも、
「正社員」と認識される
立場になっておかなくては
ならないのです。
その立場になった後に、
「本当の自分の居場所」を
在職しながら、
数年かけて模索していくのです。
非正規っていう
底辺の天井は、単純に
垂直ジャンプしても
越えられないのです。
戦略的に
踏み台を重ねていくしかない。
ゆえに、
正社員になりやすい
業界で、
まずは正社員になる。
そのための研究を
してみせんか?
派遣から正社員に
なりやすいのは…
圧倒的に製造業。
単純に登用制度が
整っているからですね。
工場勤務から適正を図って
登用ってルートは一般的です。
戦略的に、
ホワイトな非正規から
正規雇用を狙うというのも
悪くない選択です。
逆に派遣から正社員に
なりにくいのは
事務系。
これはガチ。
事務系の派遣は
ハナから経費削減が目的なので
最初から登用ルートがない。
タテマエ上、
制度は整っているけど
企業側としては
それを使う気は
サラサラない。
可能性としては、
ほぼゼロです。
正社員とは
利益をあげることができる人。
この人の、
「給料を上げれば」
会社の利益が増えるって人。
評価基準が
「生み出す付加価値」。
反対に…
非正規とは
安い給料で働いてくれる人。
この人の、
「給料を下げれば」
会社の利益が増えるって人。
評価基準が
「早く正確に安全に」。
求められていることが
違うし、
その役目も違うのです。
会社の利益を上げるために
考えたり、
行動したり、
自分自身に投資したり、
自分自身の意識を変革させて
いける人が、
正社員として
登用されるだけであり、
また、
その正社員としての
実績があるひとだけが、
次の職場でも
正社員として登用される
だけなのです。
じゃぁ、非正規しか
してこなかった人に、
正社員としての
意識や
行動指針や
金額的な実績の数字が
あるの?
…ないなら、
評価できないし、
登用の判断材料が
ないってことになります。
だから、
多くの人が
感じているように
正社員から正社員はOKでも、
非正規から正社員はダメ…
だからこそ
正社員として、
希望する業界にいく前に、
別の業界で
正社員として雇用されておく
必要があるのです。
正社員になりやすい業界
正社員になりやすい業界
…っていうか、会社
派遣っていうのは、
代わりがいくらでもいる人…
そういう人を
派遣する商売なので
コレにあてはまらない
「単純作業」については
正社員として雇用することに
なります。
ダレでもできるんだけど、
作業の習得までに
時間がかかる…。
作業の遂行に複数の技能を
要求される…。
業務の遂行のために
1日の就業時間が長くなる…。
就業時間が長く、
かつ、期日的に連続した
出勤が求められる…。
こういうタイプは
なんだかんだいって、
正社員で雇用せざる得ない。
派遣だと、
比較的、単独の技能で
就業させないといけない
「契約」になっちゃっていて
複雑なコトさせにくいので、
複雑な作業を
そのまま、細分化せずに
丸投げっぽく、
依頼しようとすると、
派遣…じゃなくて
「外注」せざるえない。
その外注先に相当する
会社の正社員なら…
コレなら、
こういう会社なら正社員に
結構なりやすいですね。
代わりがいくらでもいる…
のではなく、
ダレでもいいんだけど、
代わりを作るのが
チョットしんどい
…こういうパターン。
業種でいうと、
製造業、
建設業、
建設サービス業、
が多いでしょうか…。
たとえば
工場で、
ある工程を請け負うとか、
建設現場で、
部分的に請け負うとか
工場や施設の設備管理とか
ですかね…。
このあたりだと、
技能の習得に時間がかかり、
なおかつ、実務でしか
習得の機会がないっていうのも
ポイントだと思います。
要は、使い捨て…しにくくなる。
育成にお金と時間がかかる。
個人的な技能という
視点だと、
スクールで身につくような
技能ではなく、
現場に飛び込んで
身につくようなこと
こういう技能の身につけ方、
考え方が、
正社員になりやすいと思います。
学校とか、スクールなんかで
身につけるような
軽めの技能は
企業にとっては、
あんまり価値が重くない…
傾向があります。
つまりは、
代わりがいくらでもいるから。
じゃ、会社としては?
部分的に請け負う会社。
まぁ、得てして…
下請けの中小零細企業ってこと。
やっぱり、スタートは
こうなっちゃうのです。
非正規から、正社員のルートが
失敗した場合、
別ルートは
中小企業の正社員…
その後も、機会を
模索していくのです。
整理しますと、
下請けの中小零細企業で
代わりを作るのが
チョットしんどい「人」になる。
身の丈にあった「組織」のなかで
ある程度の「重要性」を帯びる。
この戦略をとることで
簡単に正社員になれます。
ただ、なったあとは
それなりにしんどいですし、
待遇的にも良くはない
ですけどね。
中小零細企業の
構造と社長
中小零細企業の構造と
社長に目を向ける
「単発技能」者をウリにして
そういう人を派遣する
商売しようとすると、
結局、派遣業…「労働者派遣法」
にしばられるワケです。
ところが、
「複合技術」者になると
どうなるの?
そういうレベルの人を
派遣するとなると…
商売の形態として…
下請けだから請負…?
結局、派遣…?
いや、出向…?
いや、単に、サービスの販売…?
解釈はいろいろあります。
っていうか、
いろいろ出てしまいます。
っていうか、
いかようにも
なってしまいます。
派遣法で都合が悪くなれば
請負っていう形態に…
派遣法の期間的な問題が
過ぎれば、また派遣に…
どっちも法的に
都合が悪くなれば
出向に…
どうにでもなっちゃう。
逆にいうと、
労働者を長期間
雇用できる。
つまり、
正社員として雇用し続けられる。
え?
でも、それって
ブラックなんじゃ…?
そうかもしれませんね。
法律の抜け穴をついたり
実際は違法でも、
「見解の相違」とかで
踏み倒しちゃってるだけかも
しれません。
でもね、
問題にならないのです。
だれも告発しないし、
査察も入らない。
明るみに出ないんです。
だって、
会社も正社員として
雇用し続けることが
できるし、
社員もずっと、
正社員でいられる。
派遣先…って言っちゃマズい
かもしれませんが
請負先でも、安定した
業務を低価格でしてもらえる…。
行政は、
社会保険を課すことができるし、
税金を課すこともできる。
なんら、問題がない。
だれも、損してない。
ゆえに、問題にならない。
丸く、円満な
下請け構造なのです。
たしかに、
「単純作業」の延長での
コストダウンが
目的になっているので、
高い給料は望めませんし、
昇進昇級なんてないし、
一生涯、
同一業務の底辺ですけど、
比較的、安定している。
比較的、低難易度で正社員で
いられる。
社員は業務に専念しやすい。
こういうメリットがあります。
じゃ、こういった、
円満な下請け構造の中で
生きてる会社って
どういう会社なの?
ありがちな例として、
その会社の社長さんが
発注元の元社員っていうケース。
独立して、
もともと居た会社の業務の一部を
請け負ったところから
スタートしてます。
で、
下請けを脱出できずに
完全に支配される構造に
組み込まれたカンジです。
株式や資本で支配されている
ワケじゃなく、
売上を支配されてる…。
あくまで、そこしか
取引先がない。
他が開拓できないまま、
そうなっちゃったっていう
ケースが多いんですね。
中小企業のメリット
そういう会社のメリット
結局、下請け構造なので
悪い面はいっぱいあります。
価格面で支配されているから
もう、どうにもならない。
トカゲのしっぽ切りも
ありえます。
でも、いい面も
あるっていえば
あって…
まず、
営業がない。
営業するのは社長だけ。
もう、新規は
あきらめちゃってるから
営業やマーケティング
しないんです。
社長と、
社長が居た会社の
お偉いさんとの、
信用取引になっちゃてるので
ある意味、安定。
あと、派遣先での
待遇処遇も、それほど
悪くない。
派遣先の上司の
元上司がウチの社長って
カンジなので、
立場的に
それほど醜悪なことには
ならない。
こういう
「なぁなぁ」…なカンジ
給与面はしょうがないとして、
それ以外は、
居心地が悪いワケでもない。
それに、
こういう会社って、
「正社員」しか雇いません。
だって、社長の信用取引に
なってますから、
ダレでもいいから雇って
社長の信用のもと、
派遣先に送り込んでおけば
いいのです。
法律的には、
なんとでもなる。
だから、雇用に
正社員とか、非正規とか
関係ない。
そんな戦略的なこと
考えてないし、
そんな経営テクもない。
会社作って、
そこで雇って、
請負先に
送り込めばいいだけ。
許認可とか、
法解釈とかは、
会計事務所とか、
顧問弁護士に、
お任せでいいのです。
結局、その社長さんは
個人の信用や能力や、
長年の勤務先での実績で
その「地位」と「立場」を
築き上げたということですね。
そういう社長に
寄生して正社員に
なっちゃおうってことです。
そういう会社の
募集要項って、特徴があって…
社員は5人から20人程度。
事業所(本社)と
就業場所が違う…要は請負先。
中小企業では無理だろって
業界の仕事になっている。
例えば、
生活インフラとか、
自動車製造とか…。
実際は、それらの、
一部分の請負。
建設業関連の
許認可を複数持っているのに
なぜか、派遣業の許認可も
受けている。
「請負先への派遣」とか
微妙な表現になっている。
非正規雇用がゼロ。
全員正社員雇用。
ただし、実際は派遣と請負の
法の盲点を突くセコい雇用。
昇級随時(嘘)
賞与年2回(嘘)
残業なし(嘘)
教育制度あり(嘘)
仕事内容明記してないのに
経験者優遇とか…
ま、こんなカンジですかね。
その延長として…
応募したら
無条件で面接。
面接とは、すなわち採用。
つまり、
だれでもいい。
教育とか一切しないで
いきなり派遣先へ。
でも、まぁ
多少ブラックでも、
「なぁなぁ」だし、
死ぬほど働かされる
ワケでもないし、
悪くないと思いますよ。
実際、私の経験上、
そんなカンジでしたし。
濃い目のグレーな
正社員ってカンジで
ホワイトな非正規には
劣りますが、
ブラックな正社員でいるより
ぜんぜんマシです。
正社員の特権
正社員の特権
実際の業務が
派遣に毛の生えたような
内容でも…
「正社員」って立場は
ゆるぎません。
たとえ、バイトより
手取りが少なかろうが、
正社員っていう
形式的な立場は
社会での生活に便利で…
クレジット
住宅賃貸
マイカーローン
住宅ローン
とにかく、非正規だと
通らないものが
正社員だと、通ります。
会社の評判が多少アレでも、
正社員なら、通るんです。
在職確認で
会社に確認がいったとき、
社長が、
「間違いなくウチの正社員だ」
って言ってくれるのが
なによりの信用です。
多少、ブラックで薄給でも、
やっぱり、
「手取り」では代用が効かない
ことを、正社員であれば
解決できます。
このヘンも含めて、
まずは、
下請け構造の中小企業でも
正社員になる価値は
非正規で居つづけるより
マシである。
と、私は
言いきっちゃっていいと
思ってます。
会社は次を
用意してくれない
会社は「次」を
用意してくれない
ここまで読んでもらえば
ピンとくるかもしれませんが、
非正規も派遣も、
中小の正社員も、
会社が「次」を用意してくれる
ワケではないってことが
痛感できますよね。
基本的に、
「作業」ありき…なんです。
非正規も、派遣も、
中小の正社員も
「作業」が発生したから
それに合う人を
あてがってます。
もう、利益とか結果とか、
計算されたあとの
実行段階で募集され
そこに応募しただけ。
そして、
その作業のためだけに
組み込まれただけ。
それ以外の何者でもない。
何者にもなれない。
利益を生み出して
いるんじゃなくて
決まった作業を
決まった価格で行うだけ。
だから、
「次」がないんです。
「次」を自分で
生み出せないから。
でも、
そこそこの企業の正社員って、
利益を生み出す…
次の工程…を生み出す
つまり、
非正規の行う作業を
生み出すのが仕事なワケです。
「次」を生み出す
正社員になるためには…
そういう仕事ができるレベルの
会社に就職するには…
まず、
非正規から中小の正社員へ…
そして…
中小の正社員から
希望する業界の正社員へ…
まずは、自分の
「次」を模索していかないと
いけないのです。
非正規の人は、
まず、拘束時間の長さで
給料が決まる立場から、
生み出す付加価値で
給料が評価される立場に
変わりましょう。
正社員としての
能力の現れとしての
年収…
生み出す付加価値の
基準としての年収…
この、なんでもいいから
正社員としての年収額
…がないと、
希望する業種に
正社員として採用されるための
基準がないのです。
書類審査が通らないんです。
正社員としての年収額
…は、なぜ必要?
正社員としての年収額
…は、なぜ必要?
正社員としての年収額って、
どうやって決まるの?
大企業だと、
勤務年数とか、学歴とか
ある程度、ルールって
あるんです。
これは、「大」企業なので
人が、いーっぱい居るので
個々の能力を、
個別に査定するのが
難しいから、
評価の方法を
「仕組み」化しちゃうんです。
じゃ、
中小企業って、どうなの?
社長の一存です。
じゃ、社長はどういう風に
決めているの?
それは、その社員の
稼ぐ額から
ザックリ決めてます。
逆に言うと、
年収額が決まると
最低限、それだけ稼げ!
ってことになります。
その社員が
年収分の稼ぎができないと、
ブラックな仕打ちが待っている
ってことです。
って、ことで、
正社員になると、
とにかく「数字」に
こだわらざるえない。
だって、
数字がクリアできなきゃ、
長時間説教なうえ
長時間サビ残
挙句の果てに
ブラックな御仕置きですから。
つまりですね、
正社員って、
「数字」にこだわらないと
いけないのです。
最低限でも
自分の人件費はカバーできる
成果が必要です。
そのために
日々、考え、行動し、
失敗しても、成功するまで
諦めることが
許されない…。
ブラックとか、
感じたり、考えてる
ヒマもない…
ってゆか、
それどころじゃない。
こういう日々を過ごした証が
「正社員としての年収額」
なのです。
正社員の価値は、
産み出す付加価値で決まるのです。
この数字が、今現在の
その人の価値。
社会の評価。社会的価値。
少なくとも、この数字に相当する
利益を上げつづけた
証なのです。
正社員の採用には
この数字で判断されます。
非正規雇用の
「拘束時間」の累計で
計算される年収と、
数字の意味が全然違うのです…
少なくとも、
世の中では、
そう判断されます。
非正規から正社員に…
それが、絶望的な理由…
わかって頂けたと思います。
非正規が職歴に含まれない
理由が、納得できると思います。
マトモな会社の選考基準として
前職の正社員としての年収額って
表だって言わないけど、
存在するんですよ。
マトモな会社であれば
あるほどに、
非正規から正社員に
なりにくいという
現実があるんです。
逆にいうと、
多少ブラックな中小企業でも、
「正社員」としての
実績があれば、
正社員としての就活市場の
スタートラインに立てます。
国税庁の調査結果
国税庁の調査…
民間給料の実態調査結果
国税庁の調査結果…
民間給料の実態調査結果
って、見てます?
給料の高い人は
どういう人なのか?
給料の低い人は
どういう人なのか?
どういう業界?
っていうのが、
如実に分かる結果です。
別に、国税庁は
秘密にしてるんじゃ、
ないんですよね。
高い給料が欲しいなら
こういう人になりましょう
って、
ヒントを通り越して「答え」が
発表されてるんですよ。
標本調査結果|統計情報|国税庁
イチバン上部に…
民間給料の実態調査結果
(全データ)(PDF/4,520KB)
っていうリンクがあります。
それが最新のデータです。
多分200ページ以上の
大ボリュームに
なっていると思います。
もう、このデータを
見ると一目瞭然です。
平成27年分の18ページに
業界別の平均給与の調査結果が
出てますが…
一部を抜粋すると
こんな感じ…
電気ガス水道:715万円
金融保険:639万円
情報通信:575万円
製造業:490万円
建設業:468万円
不動産:424万円
運輸郵便:414万円
医療福祉:388万円
卸売小売:358万円
サービス業:345万円
宿泊飲食:236万円
儲かる業界、
給料高い業界、
儲からない、
正社員が
ほとんど雇えない業界
一目瞭然です。
カンタンにいうと、
今の日本国内の事情では、
業界によって、
だいたいの利益率が
決まっていて、
下層に属す従業員の
給料もだいたい決まっている…
そこに従業員個人の
能力の差ではなく、
単純に属する業界で
給料が決まる。
進む業界で給料決まるし、
企業の規模でも決まります。
参入障壁の
高い業界は単純に高利益。
参入が容易な業界は
トコトン利益は低いのです。
宿泊飲食では、
どんなにがんばっても
正社員には、
なれないってのは
実際にデータであるんです。
飲食なんか、
店長以外は非正規ですよね。
これはすべて、
儲からないから。
宿泊飲食、介護、アパレル
なんだかんだで、
ブラックっていわれてる
業界は、根本的に
付加価値が低いのです。
もともと、
利益を産み出せない
業界なのですね。
それなのに、従事する人は
やたら多い。
つまり、一人当たりの
人件費がぶっちぎりで低い。
一人当たりの
人件費が低いということは
一人当たりの
給料が低いということ。
正社員で雇えない。
社会保険に加入させられない。
したら、手取りが10万円を
割っちゃう。
だから、長時間労働の
サービス残業しないと
事業が維持できない。
ハナっからサビ残前提。
ハナっから非正規前提なのです。
で、
なにがいいたいのかというと…
給料が高い人は、
学生のウチから、
コレ、知ってます。
給料高い人になりたかったから
給料高い業界に
いけるように
がんばっただけなのです。
給料高い人って、
給料が高い「立場」を
もともと知っていたのです。
中学生とか高校生の段階で
ある程度知ってて、
進路決めてたんですよ。
当然、非正規がダメな理由も
知ってます。
社会保険制度についても
知ってます。
学校で教えてくれなくても、
親が教えてるんですよね。
で、
給料安くて悩んでる人、
非正規で困ってる人って…
こういうコト
知らなかったでしょ?
なんとなく仕事に就いて
なんとなく続けてれば
給料上がっていくのかも?
って、思ってませんでした?
実際問題、
なんとなく、仕事選ぶと
痛い目に合うし、
なんとなく、続けてても
給料上がらないんです。
付加価値の
高い業界、低い業界
決まってるんですよね。
宿泊飲食業界で
正社員を目指したって
そもそも、なれる枠が無いし、
そんな、お金もない。
介護もそうだし、
アパレルもそうだし、
スーパーみたいな
量販店もそうです。
薄利多売な業界は、
やっぱり、薄給多数なのです。
国税庁の資料から…
正社員を雇えない、
雇うと経営が成り立たない、
そういう業界が
すぐに分かると思います。
そういう業界は
正社員になること自体、
狭き門だし、
なっても、
年収が、ものすごく低いのです。
経営の用語でいうと
「1人あたり付加価値」と言います。
だからこそ、
「業界」を研究する。
「1人あたり付加価値」を調べる。
「世の中」のカラクリを
見極める必要があるのです。
下記のページは、
「1人あたり付加価値」の
意味を解説しています。
いわば、
世の中のカラクリの
解説です。
中途採用での
出身大学の評価
中途採用での
出身大学の評価
新卒の場合の、
就職における評価基準は…
自ら考え、努力し、
行動し、勝ち残る。
しかも、お育ちの良い人。
なんでも、デキル人。
なにをやらせても、スゴい人。
↑これらが採用基準なので、
ハッキリ言っちゃうと
出身大学でほぼ決まります。
無名の大学なら
門前払いって、コレ、
あったりまえなのです。
じゃぁ、
中途の場合はどうか?
っていうと…
ヘッドハンティングの
場合は除いて、
中途採用って
出身大学は
それほど関係ないかも。
先にも申し上げたように、
現職の年収が
そっくり付加価値の証、
社会的価値なので、
それがメインの判断材料に
なっちゃいます。
じゃ、中小零細企業の
中途採用ってどうなの?
これも、出身大学は
ほとんど関係ないですね。
結局、「作業」ありきの
作業員の募集が主なので
やっぱり、関係ないです。
中小企業の
本当の意味で、
付加価値の高い人の採用って、
ヘッドハンティングが
主流なので、
そういう募集って
そもそも、あんまりないんです。
逆に言うとですね…
出身大学の優位性って
新卒のときにしか効かない。
新卒で就職に失敗すると
優位性を失っちゃうんですよね…。
結局のところ、
中途採用になると、
判断材料は、「実力」
つまり、その人が
産み出せる付加価値の額
なんです。
だからこそ、
なんでもいいから、
「正社員」になって
評価の「額」の数字を得る。
付加価値としての数字を得る。
非正規でスタートしちゃったら
まず、レールを乗り換えないと
いけないのです。
具体例
まぁ、私の具体例こそ
意味がない。
自分自身の助言に従え
非正規から
正社員を目指す場合…
私の意見というか、
考え方は、
正社員になりやすい
業界で、
まずは、正社員になる。
拘束時間より付加価値で
判断される立場になる。
どうですかね?
考え方としては
なんとなく、賛同して
いただけるんじゃ
ないですかね。
じゃぁ、その次。
具体的には
どうなんだ?
って、お感じでしょ?
ってことで、
先述したとおり、
私の経験上、
ゆるい下請け構造の
中小企業で
正社員としての実績を積もう。
評価としての「年収額」の
数値を得よう。
正社員としての
キャリアをスタートさせよう。
↑コレですけど…
どうですかね…
賛同できますかね?
多分、
あまり賛同できませんよね?
結局ですね…
コレ、私の成功体験なので、
あくまで、私の場合は
良かったってだけで、
他の人にとって
いいわけじゃないんです。
私の体験談や
他人の成功例を聞いても
正直言って、
意味ありません。
だって、
それを聞いたところで
同じような行動しようなんて
思わないでしょ?
他人の成功例から
何かを学ぼうなんて
思わないでしょ?
それを自分自身に
反映させようなんて、
思わないでしょ?
自分は自分、
他人は他人なんですよ。
なんていうか、
具体的なコトきいても、
ほとんど
賛同できないんです。
「考え方は、わかった。
じゃ、具体的には?」
…っていう、
「具体的には?」って
訊くこと自体、
意味ないんです。
じゃ、意味あるコトってなに?
それは、
自分自身が、
自分自身に対して
アドバイスしたいことを
自分自身が
素直に受け入れること。
そのアドバイスってなに?
多分、
ほとんど人はコレでしょ?
いますぐ、動け!
それに従って、
動きましょう。
自分が納得できるのは、
自分の結論からくる
衝動のみ…なのです。
自分の理想に向かって
進むしかない。
それが正解か不正解かは
わからない。でも、
それを信じて進むしかない。
作業員のオシゴトって、
やるまえから正解と不正解って
わかってるでしょ?
決まった作業するだけなので。
こうなるとOKで、
こうならなかったらNG
って、具合に
決まってるんです。
…というよりも、
決めてくれてるんです。
だれが?
自分自身じゃなくて、上が。
だから、なんにも
考えなくていいんです。
上から言われたことを
するだけですから。
でも、
正社員になると、
利益を出す方法を
自分で考えて
それが正解か不正解か
わからないけど、
試行錯誤して
結果が出る方法を模索していく…
ってのが、
オシゴトになるのです。
正社員として、
「安定した生活を送りたい」
…これって、
先のわからない、
不安定極まりない
挑戦をエンドレスで
続けて行くことなんです。
不安を力技で
安定に変えてるのです。
自分を信じて
いますぐ、動け!
…っていう生活を
日々、送っているだけなのです。
いますぐ、動け!…に
すぐに反応できないと
正社員としての働きかたは
ものすごく苦痛だと思いますよ。
よく言われますけど、
すぐ、動く人は…
よく考える人。
不安を解消できるように
すぐ実践し、すぐ結果を出し、
早期に不安を解消する人。
すぐ、動けない人は
よく悩む人。
「できない」理由を探し、
なにもしないことで
「できない」を証明する人。
なにも起こさないから、
なにも起こらない。
なにも解決しないから
永遠に不安にとらわれ続ける…
そりゃ、
永遠に不安とらわれたら、
病みますよね?
つまり、
せっかく正社員になっても
猛烈に向いてない…。
動かないと、不安を安定に
変えられませんから、
いっつも「不安」に
悩まされ続けることになる…。
すぐに行動できない…
正社員になっても
病んじゃうのは、このタイプ。
非正規の利点は
不安がないこと。
長期的な不安はありますが
短期的な不安はない。
だって、やることが
決めてくれてあって、
結果の良し悪しの判断基準も
明確に決まってますからね。
考えることをしなくていい。
悩むこともない。
常に、オキラクでいられる…。
すぐ、動けない人でも、
割と精神的には健全に、
生きていける…。
でも、きっと
あなたは違いますよね?
自分の人生を
自分で決めて、
自分で考えて、
自分で挑戦し、
自分の経済的価値を
高めていける人。
そのための努力を
延々と続けていける人。
つまりは、あなたこそ、
今すぐ、動ける人。
だからこそ、
私の意見なんて
どうでもいいでしょ?
他人の考え方なんか、
どうでもいいでしょ?
自分の考えを伝えましょう。
自分の希望を伝えましょう。
自分には、どんな
「ありがとう」を集めることが
できるのか伝えましょう。
自分が、生み出せる付加価値を
伝えましょう。
伝えていくしか
ないんです。
だれに?
あなたが目指すべき
「人の輪」に、です。
いつ?
今でしょ!
アナタ自身の思考の結論に
いますぐ従ったほうが
いいのです。
作業員でいいじゃない
すぐには動けない…
だったら、
作業員でいいじゃない。
…まぁ…、散々、
すぐに動けって
あおってみましたが…
やっぱり、
すぐには行動に
起こせないですよね?
私もそうなんです。
だから、私は
ド底辺なんですけど…
やっぱり、
すぐに行動できない人は、
正社員に絶望的に
向いてません。
イヤミで
言ってるんじゃなく
結局、向いてなくて
病んじゃうのです。
正社員って、
数字に追われて
しんどいのです。
作業量じゃなく、
機転で
乗り越えないといけないのです。
がんばって、
どうにかなる問題
ではなく、
がんばったトコロで、
どうにもならないコトを
常に機転を効かせて
絶対に達成しつづけないと
いけないのです…
とにかく、
神経が磨り減る…。
正社員になりたい…
でも、なれない…
っていう時点で、
向いてないんですよ。
重ねていいますが、
イヤミじゃないです。
そういう働き方が
多分向いてない。
仕事とは、なんぞや?
っていう問いに
与えられたコトを
こなすこと。
…っていう思考と、
世の中の役に立つことを
自ら考え提供し対価を
獲得すること。
…っていう思考で、
もはや、人としての
「格」が違うし、
いまさら、
どうにもならないのです。
この思考の差を変えるのには
何十年もかかるのです。
大人になっちゃったら、
もう、変えられない。
でも、世の中には、
自分でするべきことを
自分で決めることが、
できない人
っているんです。
結構、いっぱいいるんです。
割と、普通のことなのです。
そして、
自分がすることを
決めてもらうことで、
がんばれる
って人もいます。
っていうか、
決まってるからこそ、
がんばれる。
決まってないことなんかは、
がんばれない。
出来上がった
仕組みの中でしか
取り組めないよ。
「自分で仕組みを作れ」なんて
そんなの、
ボクの仕事じゃないよ
…って残念な人のほうが
圧倒的に多いのです。
それが普通です。
「仕組み作り」なんて、
複雑で、
めんどくさくて
重苦しい仕事よりも、
オキラクで、
「単純な作業」がいい
って人のほうが、
圧倒的に多いのです。
だったら、もう、
それでいいじゃないですか?
作業員だっていいでしょ?
要は、非正規とか派遣とか
契約社員とか、
雇用形態にこだわるよりも、
働きやすくて、
お金も良くて、
ちゃんと約束が守られる。
決められたことを
ちゃんと、こなせば、
約束が守られる。
つまりは、
遵法的にも福利厚生的にも
ちゃんとした、
作業員を派遣するシステムを持つ
しっかりとした企業であれば
作業員って働き方も
悪くないのです。
選ぶべきは、
正社員という、
幻想的なこだわりより
もっと重要なことを
条件にすべきでしょう。
本質は下記の…
絶対に貧乏にならない
就職方法
…にあります。
この私が
年収240万円で貯金なし…
家賃も払えなくなり
一人暮らしの部屋から
追い出されるほどの
底辺から
ほぼ一文無しでも、
就職と小奇麗な部屋への
引っ越しが同時に成功して、
なおかつ、
初年度から、年収300万円、
翌年350万円、その翌年には
400万円になった
リアルなお話です。
ただ、数字のハナシなので
チョット難解ですけど、
その分、リアルな話です。
今、正社員じゃない人が
正社員になるのは
どうしても苦行に近い
モノがあります。
これは、
イヤミでいってるんじゃない
ってコトくらいは
もう充分に
承知できてますよね?
もちろん、
正社員のほうが
待遇がいいのは確かです。
でも、先に、
現状の改善を優先すべき。
目先のコトに
気をとられ、遠くのコトが
見えなくなるのは
良くないコトです。
だとしても、
「現状の改善」を
「先送り」していい
理由にはならない。
以上、
貧乏脱出 社会編その2でした。